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Questel導入事例シリーズ: 日本板硝子株式会社様
この度はガラス・土石製品の企業である日本板硝子株式会社知的財産部の高月 信行様にお話しを伺いました。
高月様は、大学院を出てハードディスク用のガラス基板を作る新規事業部署に入社し、研究所、関係会社で経験を積みました。楽しそうに勤務する姿を評価され、高月様は1999年に当時の常務取締役より知財部に任命されました。
今までは特許調査をはじめ、特許出願、分析、知財管理、教育も、一通り担当してきました。現在は調査及び、その調査結果に基づく分析がメインの仕事になり、Questelの検索・解析ツールを長く日常的に使用されています。
これまでのご経験から利用のヒントとコツについても伺いました。
社内にあるポリシーによりますと、会社全体の方向性などという大きなところよりも、各事業部をサポートすることが我々に与えられたミッションです。部門ごとに戦略が違うため、部門ごとに分析をし、どのように支えるのかというのを考えて活動します。手元に情報が全く来ないわけではありませんが、待っているだけでは不十分です。知財部門から積極的に働きかけることでスムーズにいきますので、こちらからアクティブに動くことが重要です。
それぞれの部門に合った戦略を組むには、コミュニケーションは大事です。
具体的には、それぞれの事業部の事業全体をどうサポートするかという相談から分析の観点で入っていくことや、この事業部をサポートするのに今年はどの商品または技術を重点的に行うのかを決めた上で、それぞれの担当者を割り振ります。コミュニケーションの対象としては、事業部全体と取るだけではなく、個人の発明者を特定し、その人と密に情報交換するというのも大事です。
弊社は事業部がいくつかあり、一つの事業部の中に複数の重点があるので、全部を見るとその数は何十個かになります。その重点をどこに置くのかを決めるのは事業部です。知財部からは、知財の観点から重要であるとみなしたものを指摘することがありますが、最終的には事業部が決定します。
分析をするにはとても便利なツールなので、分析の工数が減っていることは間違いないです。
その上でOrbit Intelligenceを「分析ツール」と考える方も多いですが、弊社では分析の前段階から「コミュニケーションツール」としても活用できているので助かっています。
具体的には、事業部の人とOrbit Intelligenceで作成したマップを見ながら話しができるというのが良いと思います。
事業部から分析の依頼を受けることがありますが、依頼した人自身がその内容を明確に伝えられない場合もあります。こういったときに、Orbit Intelligenceを使いざっくりとマップを書かせて、そのマップの中のどこが気になるのかを示してもらい、そこにフォーカスを当ててさらに分析・・と繰り返すことで、お互いの理解を深めることができています。観点をピンポイントに絞った時点で分析を始めることが大事な場面では、このようなコミュニケーションをとることはとても重要です。また、分析の繰り返し作業が簡単にでき、応答も速いので、工数削減につなげることができています。
Orbit Intelligenceは、社内でも評判がいいです。収録の範囲が広いことや、類似検索の精度がよいと感じる方が多く、発明者のような日常的に知財と関わりのない方でも目的の特許に近いものを検索することができると聞きます。
個人的に思う他の分析ツールとの一番大きい違いは、短時間で繰り返し簡単に分析できるというのがありがたいです。Orbit Intelligenceのように一回分析して、イメージ通りのグラフが描けるツールは他にないと思っています。
まず使い方に関しては、さきほど申し上げたような「コミュニケーションツールとしての活用」をお勧めします。
その他にも、分析を目的としない使い方が多くあり、その一つは検索式を作るためのツールとして使うことです。調査のリクエストが来て検索式を立てるとき、「どの分類を使うか」などを考えると思いますが、こういった場合にも分析機能を使うと速いです。
例えば、調べたいものをキーワードで入れるとその結果は多く出てきてしまいますが、その集合をマップ化するとどんな分類がどれくらい付いているのかすぐに分かります。その情報を参考にして検索式を立てていくことで調査したい内容に早く近づくことができます。
また、Orbit Intelligenceは、様々な観点でたくさんの種類のマップを描けるツールです。なかでも弊社の事業部はヒートマップを見せると非常に受けが良いと感じます。個人的にはマップより、出願年が横にある普通の棒グラフの方が、「ここはどうなってるんですか?」と突っ込まれても返しやすいですけどね。
感覚ではなく情報を正しく抽出してもらいたいので、マップを見せるときは「何を意味しているのか」をしっかり補足説明するように心がけています。
非特許文献の分析をしたいと思い、Orbit InsightやOrbit Intellixirの導入も検討しております。経験上では、特許だけ分析しても判断を間違うことがあるため、特許以外の情報も取り入れて分析したいと思っています。
実際に弊社では、役員のような会社全体を動かすために判断をする立場の方に、特許のみの分析結果をもっていくと、「それは特許でみたらそうなるだけですね」と返されることがありますので、できるだけ特許以外のものを入れた方がいいという結論にいたりました。
私は弊社内でよく言うのですが、Orbitを一生懸命使って出した80点の特許分析結果のみで判断するよりも、特許で60点、論文で60点、ニュースリリースで60点の分析結果で判断する方が間違いがないと思います。
今まで検索・解析ツールを使ったことがない人でも、Orbit Intelligenceを使い始めたけで60点の分析ができると思いますので特許の面では十分です。
特許で得られた結果と、論文やニュースでの結果も同じでしたら、この判断で間違いないと言えます。
今後は情報の枠を広げていくためにも、非特許文献のデータベースや解析専用ツールを取り入れる必要性を感じています。